お客様について
テレビ東京コミュニケーションズは、ユニークなバラエティー番組、アニメシリーズ、ニュース報道で知られる日本の放送業界の大手であるテレビ東京グループのデジタル事業を担う戦略企業です。同局のコンテンツ戦略において中心的な役割を果たし、ウェブサイトやアプリを通じて人気番組をグローバルに展開しています。視聴者に魅力的なコンテンツを提供し革新的な取り組みをすることにより、同社は現在までにに700万を超えるアプリダウンロード数を記録しています。
導入前の課題
画像は、テレビ東京の視聴者がその動画コンテンツを見つけて視聴するのに欠かせないものです。2018年にimgixを採用する前まで、特に人気番組が放送された後に多くトラフィックが発生する期間に、画像の最適化とページ速度に関する課題に直面していました。
同社は、ウェブサイトの大部分を画像で構成していたため、レスポンシブな画像と高速な読み込み時間で常に魅力的なユーザー体験を提供するために、信頼できる画像処理ソリューションを必要としていました。同社が目指したのは、世界中の視聴者を魅了しその規模をさらに拡大させる一方で、複数のエンジニアリング分野で必要とされるコストとリソースを最小限に抑えることでした。
ソリューション
テレビ東京コミュニケーションズは、画像最適化の課題を解決し、すべてのブラウザやデバイスでの画像のカスタマイズとテストの手間を省くために、imgixと提携しました。
imgixの導入は簡単でした。テレビ東京コミュニケーションズは、3つの事業部門からのさまざまなアセットソースを統合し、単一のUIを通じてパフォーマンスの高い画像を変換および配信し始めました。アセットの移行が不要だったため、迅速に稼働を開始し、20万枚の画像をimgixに整理してアップロードするという頭痛の種を避けることができました。このプロセスは、ファイル管理の問題やストレージコストの増大を招く恐れがありました。
ルールベースのコード実装は、開発チームにとってシンプルで使いやすいものであったため、ユーザー体験の向上とエンジニアの適切な作業負荷の維持の両方を実現することができました。フォーマットと圧縮の自動パラメータを設定したので、imgix経由で提供されるすべての画像が最新のファイルタイプ(AVIFまたはWebP)に変換され、可能な限り軽量化されるので安心です。
150以上の画像レンダリング処理から選べるため、同社は視聴者体験をさらに向上させるために他の最適化も試すことができました。
「必要に応じて機能を使用できるため、ユーザー体験を向上させるだけでなく、エンジニアの学習範囲を広げるために、他の変換も検討することができます」
- テックイノベーション部長、三浦智子さん
導入後の結果
テレビ東京コミュニケーションズは、imgixという信頼できるパートナーを見つけたことで、ブラウザやデバイスを問わず、視聴者に常に最高のビジュアル体験を提供することができるようになりました。画像の自動最適化により画像サイズも大幅に縮小され、ページ速度、SEOランキング、モバイルのコアウェブバイタルのスコアも向上しました。
複数の専門性にまたがる企業として、「サービスごとにエンジニアが複数のデバイス用に最適な表示を管理することは常に困難でした」と三浦氏は言います。imgixを導入したことで、エンジニアリングコストを増やすことなく、データ&UXデザイン部、メディア事業開発部、テレビ東京コミュニケーションズ株式会社全体の画像処理プロセスを効率化できました。実際、毎年約20日間のエンジニアリング時間を節約することができ、その時間をビジネスの成長に向けたより革新的なプロジェクトに割り当てることができるようになりました。
「imgixのおかげで、ユーザーのデバイスが変更しても気にすることなく、シンプルなルールで画像表示を最適化して、ユーザー体験の向上に集中できるようになりました」 - テックイノベーション部長、三浦智子さん