世界最大のサイクリング・メディア企業でありコミュニティでもあるPlay Sports Networkは、複数のチャンネルでオリジナルのサイクリングコンテンツを毎日公開しています。Play Sports Network は imgixのグローバル CDN とレンダリングAPIを使用することで、レスポンシブデザインを大規模に実現し、Eコマースのパフォーマンスを向上させ、デザイン時間を大幅に節約することができました。

1.57億
月間画像リクエスト数
90万
月間画像レンダリング数
16万
オリジナル画像の処理数

お客様について

Play Sports Networkは、サイクリングファンとライダーが集う世界有数のコミュニティで、400万人以上の登録者、800万人のソーシャルメディアフォロワー、4500万回を超える月間視聴回数を誇ります。ニュースサイト、Eコマースストア、モバイルアプリなど、複数のチャネルでオリジナルコンテンツを発信しています。最高レベルで競い合ってきた元プロサイクリストたちと提携して、信憑性のあるオーセンティックなコンテンツを作成しています。

同社のマルチチャネルアプローチにより、フォロワーがコンテンツを消費する場所や方法を問わずコンテンツを配信できます。アクセスするデバイスはユーザーの20%がPCから、そして80%はスマートフォンからとなっています。画像コンテンツは毎月20TBのCDN帯域幅を使用し、16万件あるオリジナル画像のライブラリから、1億5700万のリクエストと90万の画像レンダリングを処理しています。

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導入前の課題

Play Sports Networkは、複数のチャンネルのさまざまに異なる画像に関するニーズを考慮する必要がありました。ウェブサイトでは、バックエンド処理ソリューションを使用して画像を最適化していましたが、これにはかなりの時間がかかっていました。社内で制作されたコンテンツに加えて、大量のユーザー生成コンテンツ (UGC) もモバイルアプリを通じて投稿されています。UGCにはさまざまなサイズや形式があり、バックエンド処理ソリューションで標準化することは困難です。

「ユーザーのデバイスと画面密度を合わせることが理想ですが、やりすぎにも注意が必要です。特にモバイルユーザーの場合はなおさらで、モバイルデータの消費量が増えたり、画像の読み込みに10秒もかかったりするのは良くありません。最高の画質を提供することと、速度と帯域幅の面でユーザー体験を最適化すること、このバランスをうまく取ることが大切です」
— エンジニアリング部門責任者、David Taylor氏

Play Sports Networkはまた、チャンネルごとに異なる技術スタックを用意しているため、使用する画像最適化ソリューションはすべてカスタマイズ可能で統合しやすいものでなければなりません。さらに同社はグローバルに事業を展開しているため、ソリューションが高速で信頼性の高いCDNを提供できることも必須条件でした。

play sports network e-commerce product images

ソリューション

Play Sports Networkは、まずはimgixを自社のウェブサイトに実装してから、その次にモバイルアプリケーションにも導入することにしました。静的ウェブサイトには React、Gatsby、Contentfulを、iOSアプリにはSwift、AndroidアプリにはKotlinを使用しています。そしてEコマースサイトには Magnetoが、画像ストレージにはGCPが導入されています。

imgixのレンダリング APIは、これらの各環境と簡単に統合できました。数回クリックするだけで、imgixの設定は完了し、画像の配信を始められたのです。セットアップは簡単で、Eコマース、開発、コンテンツの各チームが画像最適化できるようになりました。これにより、最適化されていない画像が原因で、モバイルユーザーのページ表示速度が遅くなったり、ウェブサイトのパフォーマンスが低下したり、データ使用量が多くなったりすることを回避できました。

ユーザーがモバイルアプリから作成した画像をアップロードすると、その画像はGCPバケットに送られ、imgixによってその場で処理され、ほぼ瞬時に配信されます。

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Play Sports Networkは、srcsetの自動生成と幅広いレンダリングパラメータを使用しています。一部を以下にご紹介します。

  • q 圧縮の品質レベルを設定
  • txt パラメータ 編集用アセットを作成する際に頻繁に使用。コンテンツチームはtext-fontでテキストの書体とスタイルを設定し、フォントサイズは###
  • fp-xfp-yfp-z 画像内の焦点を設定
  • blend ベース画面上にさまざまなブレンドモードで色、テキスト、画像を合成できるようにする、汎用性の高いパラメータ
  • mark-scalemark-padmark-alignmark-fit ウォーターマークを細かくコントロール

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導入後の結果

Play Sports Networkは、imgixを使用することで、静的なバックエンド画像処理に伴うストレージとメンテナンスの負担を大幅に軽減。1か月あたり1億5000万件を超える画像リクエストを簡単に処理できるようになりました。

画像が適切に最適化されたことで、パフォーマンスとコンバージョン率も向上しました。さらに、エンジニアリングとデザインの時間も大幅に節約し、世界で最も急成長しているサイクリングネットワークの1つとして躍進することができました。

play sports network plus imgix
imgixはリアルタイムの画像処理サービスおよびCDNです。世界中の何千もの企業がimgixを使用して、最適な画像を最適なサイズで利用者に届けています。