住宅所有者と購入者を直接つなぐオンラインマーケットプレイスであるAaltoは、物件のリスティングとウェブサイトでの表示の両方において、その速さと拡張性を誇りとしています。エンジニアリングチームは、同業他社からの意見を参考に、画像の圧縮とキャッシュにimgixを導入。これにより、パフォーマンスが大幅に向上し、重要な開発ニーズにリソースを充てることができました。
お客様について
初のセルフサービス型不動産プラットフォームであるAaltoは、買い手と売り手の間のつながりと透明性を高めることで、住宅不動産業界を近代化しています。購入者は限定物件にアクセスし、購入時にキャッシュバックを受けることができます。売り手は、従来の販売プロセスと比較して売却費用を最大80%節約できます。
比較的若い企業である同社は、非常に競争の激しいこの業界で大きな顧客基盤を確立してきました。創設エンジニアのEvan Hobbs氏は、この業界のハイリスク性を強調し、次のように語っています。
「不動産業界は一般的に競争が激しく、エージェントだけでなく、Compass, Redin, Zillowなど多くの企業が参入しています。ですから、最高のユーザー体験を提供することが重要なんです」
― Aalto創設エンジニア、Evan Hobbs氏
導入前の課題
不動産物件リスティングの重要な要素である画像は、Aaltoのプラットフォームの核を成しています。同社は以前、画像の処理と配信に別のソリューションを使用していましたが、その期待に応えるものではありませんでした。
「以前のソリューションではAPI機能が限られていました。必要な画像バリアントの処理に対応できず、画像のレンダリングと配信に遅れが生じていました」
― Aalto創設エンジニア、Evan Hobbs氏
ソリューション
「当社のニュース画像の多くには顔写真が含まれているので、さまざまなソリューションを評価するには、同じ写真を、それぞれのツールが顔の領域に基づいてどのようにトリミングするかを確認するのがも最適な方法だと考えテストしたところ、明らかに最も優れた結果を出したのがimgixでした。」
― Aalto創設エンジニア、Evan Hobbs氏
Aaltoがimgixを選んだ理由は、その即時かつ柔軟なサイズ変更機能と、Aaltoの増大するビジネスニーズに合わせて変えられるシンプルで拡張性のある価格設定モデルでした。同社が画像を最適化する方法には、次のようなものがあります。
- auto=compress,format フォーマットの変換と圧縮を自動化し、画像を最適化しつつ、画像の重さと帯域幅消費を最小限に抑えます。
- srcsetとsizes ブラウザとビューポートに基づいて画像の寸法を動的に調整。これは、物件写真が買い手と売り手のさまざまなデバイスで外出先で閲覧されることが多いため、特に便利です。
- fit=max 画像のトリミング、変形、サイズの拡大を行わずに、適切な幅と高さ内に収まるようサイズ変更します。
導入後の結果
「動的なサイズ変更とキャッシュにより、画像の読み込み時間が短縮されました。imgix経由で画像を提供することで、当社システムへの負荷も解消され、機会費用も大幅に削減。画像処理システムの構築と保守に何か月も費やす代わりに、そのリソースを成長と機能開発に再投資しています」
― Aalto創設エンジニア、Evan Hobbs氏
imgixを導入後、Aaltoは画像のファイルサイズを最大95%削減しました。ここ数か月では、Aaltoは毎月1800万件を超える画像リクエストを処理し、ウェブインフラへの負担をかけることなく、画像あたり平均10種類のレンダリングを実現しています。