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画像処理の効率化で年間20日分の工数を削減し、ページ速度とUXを大幅に改善

背景

世界に広がるテレビ東京の魅力と、その裏側を支える技術戦略

テレビ東京といえば、「ポケモン」や「孤独のグルメ」、経済番組「WBS」など、独自性のあるコンテンツで知られる放送局です。そのグループの一員であるテレビ東京コミュニケーションズは、Webサイトやアプリを通じて、人気番組を国内外の視聴者に届ける役割を担っています。

同社はこれまでに700万件以上のアプリダウンロードを記録しており、世界中のファンにテレビ東京の魅力を発信してきました。そして、視聴者との接点をより良いものにするため、技術面でも常に改善に取り組んでいます。

課題

番組放送直後のアクセス集中と、画像が引き起こすボトルネック

テレビ東京の人気番組が放送された直後には、Webサイトやアプリに多くのアクセスが集中します。その際、重要な役割を果たしているのが画像コンテンツです。番組紹介ページやニュース記事に掲載される画像は、視聴者の関心を引き、コンテンツへの誘導に大きく貢献します。

しかし、2018年当時のテレビ東京コミュニケーションズでは、次のような課題が発生していました。

  • 画像最適化が不十分で、ページの表示速度が遅くなる
  • 高トラフィック時にUXが悪化し、離脱率が上昇する
  • 多数の画像がページの読み込みを圧迫していた

さらに、複数のデバイスやブラウザに対応するためには、画像サイズや形式を個別に調整する必要があり、開発チームの工数も大きくなっていました。

「必要に応じて機能を使用できるため、ユーザーエクスペリエンスを向上させるだけでなく、エンジニアの学習範囲を広げるための他の変革を模索することができます。」
三浦知子
テックイノベーション部長兼テレビ東京

解決策

画像最適化を自動化し、20万枚の画像もそのまま活用

このような課題を解決するため、テレビ東京コミュニケーションズはimgixの導入を決断しました。導入のポイントは、「すでに存在していた20万枚以上の画像を、移行することなくそのまま使える」という柔軟さです。

ImgixのUIを使って、3つの事業部(データ&UXデザイン部、メディア事業開発本部、テレビ東京コミュニケーションズ)で保有する画像資産を一元的に管理・配信することが可能になりました。

さらに、フォーマット変換や圧縮といった処理をルールベースで自動化できるため、エンジニアは新たな作業を増やすことなく、画像の品質とパフォーマンスを高めることができました。

■ 実装の工夫と技術的ポイント

  • フォーマットや圧縮の自動処理を設定 → AVIFやWebPといった軽量フォーマットに自動変換され、画像の読み込みが高速化されました。
  • 200,000枚の画像を移行せずにそのまま利用 → ファイルの再整理やストレージ増大を防ぎ、導入がスムーズに進みました。
  • 150以上の画像最適化オプションをテスト可能 → 様々な調整を試しながら、UX改善のための施策を進められる柔軟な体制が整いました。

「各サービスのエンジニアが、すべてのデバイスに最適な画像表示を管理するのは難しかったのですが、imgixの導入で全体が統一され、とてもスムーズになりました」― 三浦智子氏(テックイノベーション部長兼テレビ東京)

結果

UX改善、SEO向上、工数削減をすべて実現

imgixの導入によって、テレビ東京コミュニケーションズでは以下のような成果が得られました。

  • ページの読み込み速度が向上 → モバイルでも快適に閲覧できるようになり、Core Web VitalsやSEOスコアも改善しました。
  • 画像処理フローを社内全体で統一 → 複数部門間での連携が円滑になり、業務効率が向上しまし年間20日分のエンジニア工数を削減 → 画像の手動調整や検証の時間が不要になり、その分を新規施策やサービス改善に充てることができました。
  • あらゆるブラウザ・デバイスで最適な画像を提供 → 世界中の視聴者に対して、一貫した高品質な視覚体験を提供できるようになりました。

「imgixのおかげで、ユーザーの使用デバイスが変わっても、ルールベースで画像表示を自動最適化できるようになりました。今では、お客様体験のさらなる改善に集中できています」― 三浦智子氏

■ まとめ ― テレビ東京が選んだ、“伝える力”を支える技術とは

テレビ東京コミュニケーションズは、imgixとの連携を通じて、画像のクオリティ・表示速度・運用効率の三拍子を実現しました。ただ美しいだけでなく、最適な形で、最適なタイミングで、世界中の視聴者に届ける。その裏側には、シンプルかつ強力な技術の支えがあります。

これからもテレビ東京グループは、映像だけでなくあらゆるタッチポイントでの体験向上を追求し続けてまいります。

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